こんにちは。
かおです。
40代で子育てしながらフルタイムで看護師をしています。
子育てをしながら転職をするのって時間的にも精神的にも余裕がなくて大変ですよね。
そこで、子育てをしながら転職を経験した私が、子育てをしながら転職する上で重要な5つのポイントをご紹介いたします。
時間管理をしっかりやる
前もって履歴書、職務経歴書を作成し、自分を見つめ直す
転職エージェントを活用する
自分の条件にあったところを何か所か面接に行く(1か所だけにしない)
可能であれば自宅から一番近いところがお勧め(通勤時間の短縮)
2. 私が転職を考えたきっかけ
私が転職を考えたキッカケとなった事は、結婚、出産、乳幼児期の子育て中、子供の病気、介護です。
各年代で各々の理由で転職をしてきました。
20代の転職
一回目の転職は、大学病院に5年半くらい勤務し結婚をした時です。
理由は、お姑さんが夜勤をしないで欲しいという要望からでした。
大学病院に勤めている以上、夜勤をやらないといけないため、一度退職しました。
この転職時に利用したのが、ナース人材バンクでした。
ナースバンクに登録すると、すぐに携帯(当時はガラケーでした(笑))に電話がかかってきて、次の条件をお伝えしました。
夜勤をがないこと
収入が大学病院より大幅に給料が下がらない事
上記の2つの条件で大学病院に勤務中に腎センターに勤務していた経験もあったことから、透析クリニックへ転職をしました。
この時私は27歳でした。
透析クリニックでは、日勤帯と準夜勤帯(夜間透析もあり)の勤務体系があり、早出や遅出もありました。
更に日曜日以外は透析をしているため、週休2日ですが、日曜日と月~土曜日のどこかにもう一日お休みをとる形でした。
夏休みは交代でとれましたが、年末年始も日曜日以外は出勤があります。
夫婦2人の時は何も問題はありませんでした。
むしろ祝日や年末年始に出勤した方が手当がつき、お給料も増えるので良かったです。
しかし、出産してからは、勤務状況が辛くなりました。
勤務状況が辛くなった要因となったのは以下の2つです。
主人が育児に不慣れで、子どもが「ママの方がいい。」と主人になついてくれず、準夜帯で私が帰宅するまで(深夜0時)子どもが起きていた。
お互い地方が実家なので、実家の父や母に会いに帰省することが多く、年末年始を休めない勤務状況。
透析クリニックから転職しようと感じた出来事がありました。
それは、3歳になる息子が準夜帯明け(0時ごろ)に自宅に帰ると、息子が起きていて、
「ママが帰ってくるの待ってたの。」
と言われてしまいました。
旦那に息子を任せられるときに、準夜帯をやっていました。
ですが、息子はママっ子だったので、小さいころはパパになついてくれず(涙)。
息子の心と体の健やかな成長が一番優先順位が高いと感じた私は、息子と一緒に寝れるように、完全に日勤帯の職場に転職しようと決意しました。
2回目の転職の時、私は32歳でした。
30代の転職
2回目の転職はナースパワーさんにお願いをしました。
2回目の転職条件は以下の通りです。
日勤のみ
正社員ではなく、パートや派遣でもよい
ナースパワーの方と条件をお話しする中で、正社員ではなく、最初は派遣で登録しました。
息子が3歳だったので、8時から5時で働ける職場を探してもらいました。
ナースパワーは女性の方が担当でした。
とても親切で、履歴書の書き方を教えてくれたり、子育て中のため勤務時間の交渉や残業ができないこと等、自分から聞きずらいことまで面接時に代わりに直接質問してくれて解決してくれました。
1度目の派遣先は老人ホームに診療に行く、訪問診療でした。
1か月くらいして、最寄りの駅から2駅の健診センターでの派遣のお仕事があると紹介され、面接に行きました。
はじめは3か月は派遣で働き、半日の8時半から12時半までの4時間勤務でした。
訪問診療は交通渋滞があると、時間が押してしまって、保育園のお迎えに間に合わないときがありました。
しかし、健診センターは予約された人数しか受診者の方が来院されないため、時間で帰宅することができました。
3か月の派遣期間が終了する前に、健診センターの主任さんから、
「ここでフルタイムでパートとして働いてみない?」
と正社員パートのお話を頂き、平日は8時30分~17時15分まで、土曜日は8時半~12時30分までの勤務で日曜祝日休みの週休2日制で(夏休み、年末年始休みあり)お仕事をさせていただくことになりました。
健診センターでは9年間お仕事をさせていただきました。
しかしある日、息子の右目の急激な視力低下が学校健診で発覚しました。
眼下に受診すると、白内障になっており、視力が測定不可とのこと。
すぐに大学病院に紹介状を作成するため受診するように言われました。
その日から毎日大学病院受診と検査の荒らしでした。
色々検査をした結果、網膜剥離でした。
時間が経ってから発見されたため、完全に視力は回復できないとのこと。
発見が遅れたことに私が気づけなかったことに負い目を感じたました。
それと検査や病院受診のために仕事に出勤できなかったこと、更に3回手術が必要になったことから、息子の治療に専念しようと思い、健診センターを一度退職しました。
40代の転職
息子の右目の網膜が落ち着きましたが、何かトラブルがあったときにすぐに駆け付けることができるように、自宅から更に近い場所に転職しようと考えました。
この時に利用したのがジョブメドレーでした。
この時の転職条件は以下になります。
自宅から徒歩や自転車で通勤できる。
日勤のみ
土日祝日、年末年始休み
すると、近所に身体障害者通所リハビリ施設があり、そこが条件に当てはまり就職することができました。
ここで仕事をしていく中で、さらに家庭に問題が押し寄せてきました。
それは、下の娘が小学2年生だったのですが、学校に行きたくないと言い出したのです。
担任の先生からほぼ毎日電話がかかってきました。
娘本人とも話し合いながら、小学校や家族全体とも話し合いながら色々と困難を感じる1年間でした。
私としては、1年半経つこの仕事を続けたかったのですが、娘のサポートをするために一度退職を決めました。
看護師としてキャリアアップもしたいという考えもありながら、子育てと仕事を両立したいという考えもある中で、なかなか思い通りにできないもどかしさがあります。
娘が3年生になり、担任の先生が変わると学校が好きになり、楽しく通学できるようになりました。
そこでまた子供たちのトラブルに対応すべく、近所で看護師の仕事をしようとハローワークへ行き、就職先を検討しました。
徒歩や自転車で通勤できる。
日勤のみ
日曜、祝日、年末年始、夏休みあり
上記の条件で探した結果、近所の整形外科クリニックがありました。
そこで1年勤務している途中に、主人のお義父さんに肝臓がんが見つかり、他界しました。
そしてお義父さんが他界してから、今度はお義母さんが認知症になってきて、介護度が上がってしまいました。
次は子供ではなく、親の介護問題が立ちはだかりました。
せっかく継続してきた仕事がまたできなくなりましたが、家族を大切にするという信念を守るため、また働けるようになったら働こうという考えるようになりました。
その後お義母さんの状態が落ち着いたころ、以前働いていた健診センターの主任さんから「復職してくれないか?」とお声がかかりました。
娘の小学校生活も落ち着き、息子の網膜の状態も経過良好であったため、健診センターに主任さんから交渉していただき、以前より200円時給がアップして復職しました。
3. 30代から40代の転職の難しさとメリット
家族の状況に応じて、就職先の条件を検討せざる負えないのが現状です。
自分の親が育児のサポートをして下さっている方は、看護師としてのキャリアアップが望めると思います。
ケースバイケースですが、私の場合(平日ワンオペで育児をしている)以下の難しさとメリットを感じています。
30代40代子育て中の転職の 難しさとメリット | 難しさ | メリット |
---|---|---|
家族の状況 | ・家族の状況による柔軟性の限界。 ・子供がいることで日勤のみの仕事を探す際に正社員以外の雇用体系を選択していくことになる。→収入ダウンになる。 | 子育て経験による忍耐力や柔軟な思考が職場でも活かせる。 |
スキルの更新 | 求められるスキルや知識のアップデート。 | 経験年数がある分、職場でも信頼されやすい。 |
4.子育て中の看護師が日勤のみの転職活動を進める流れとは
私は30代から40代にかけて、子育てを続けながら看護師として転職を体験してきた一人です。
特に、夜勤の負担が大きく、家族との時間をもっと大切にしたいと思い、「日勤のみ」の職場への転職を考える方も多いのではないでしょうか。
そのためにも時間管理が一番のポイントです。
時間を確保し、子供達とも向き合いながら、より良いところに転職できるように情報収集をしたり転職への準備をしていくのです。
日勤のみの看護師への転職活動を仕事と子育てを両立しながら進めるポイントとその流れをご紹介します。
ステップ1: 転職活動の準備期間を確保する(時間管理をする)
転職を決めたら、まずは情報収集を始めましょう。
日勤のみの求人情報は通常、求人サイトや看護師専門の転職エージェントで見つけることができます。
この時期、仕事や子育てに追われがちですが、週に1〜2回程度、自分のために1時間を確保し、求人情報をチェックしたり、理想的な職場についてリサーチしたりすることが大切です。
また、自分が何を重視するのか(通勤距離、勤務時間、福利厚生など)を明確にしておくと、後々の選択がスムーズになります。
ステップ2: 履歴書・職務経歴書の準備
子育て中で忙しい中でも、履歴書と職務経歴書の準備は早めに進めておきましょう。
少しずつ時間をかけてでも、自分の経歴をしっかり書き出し、特に「日勤のみ」へのこだわりや、これまでの経験を生かしたい理由を明確にしておくことが大切です。
履歴書や職務経歴書を作成することで、過去の自分を振り返り、自分を見つめ直すことも今後の自分がどんな看護の仕事がしたいのかを考えるヒントになります。
さらに、日勤のみの仕事を希望する理由についても、例えば「家族との時間を大切にしたい」といった理由がしっかりと伝わるように書くことができるようになります。
ステップ3: 転職エージェントの活用
看護師専門の転職エージェントを利用することをおすすめします。
エージェントは、希望条件に合った日勤のみの求人を効率的に探してくれますし、面接の日程調整や、給与交渉のアドバイスもしてくれます。
特に忙しい看護師にとって、エージェントを活用することで転職活動の負担を大幅に軽減することができます。
日常の合間に電話やメールでやり取りできるため、仕事中や子どもの世話をしながらでも進めやすいです。
ステップ4: 面接対策とスケジュール調整(1か所だけにしぼりすぎない)
面接の日程調整は、現職の休みやシフトを見ながら慎重に行う必要があります。
転職候補は1か所だけでなく、数か所候補を挙げて見に行った方が良いです。
転職先を天秤にかけることで、時給などがアップすることや勤務時間などの交渉がしやすくなる可能性が出てきます。
転職エージェントを使えば、自分の希望する日時で調整してもらえることだけでなく、勤務時間などの交渉など自分が先方に聞きづらいことも交渉してくれることが多いため、疑問に思った事や聞きたいことはなるべく事前に転職エージェントに相談したり、無理なく面接に参加できるようにしましょう。
面接では「なぜ日勤のみを希望するのか」や「どのように現場で役立てるか」といった点がよく聞かれますので、子育てとの両立や自分の強みを具体的に伝えられるよう、事前に準備しておきましょう。
ステップ5:可能であれば自宅から近いところにする(通勤時間短縮のため)
転職先を決めるの判断材料として、自宅から近いことをお勧めします。
なぜなら通勤時間が短縮でき、子供たちのアクシデントに対応しやすくなるからです。
災害などが起こった時も自宅から近ければ、徒歩でも帰れる距離であれば公共交通機関を利用しなくても自宅にかえれるからです。
もし2か所の職場で迷ったときなどの判断材料にしていただきたいです。
ゆとり時間が確保できます。
ステップ6: 退職と新しい職場への準備
内定を得たら、現職の退職準備を進めます。
退職の準備、入職の準備にも時間の確保が必須です。
この時、転職先に入職するタイミングと現職を退職するタイミングの調整が重要です。
特に、子育てと家庭の予定も加味して無理のないスケジュールを組むことが大切です。
家族とも新しい働き方について話し合い、サポート体制を整えておくことで、新しい職場へのスムーズな移行が可能になります。
まとめ
子育て中の看護師が日勤のみの仕事を目指して転職活動をするには、現職の負担と家庭のバランスを取りながら効率的に進めることが重要です。
エージェントのサポートを活用し、家族との時間を守りつつ、自分にとって理想の職場を見つけてください。
少しずつ進めていくことで、必ず自分に合った環境を見つけることができます。
皆さんの転職活動がスムーズに進みますように!自分のペースで無理なく進めていきましょう。