惜しくもサヨナラ負け、関東ブロック大会予選

先日行われた関東ブロック大会予選。
息子の中学野球生活にとっても大きな試合でした。
結果は、あと一歩のところで5対6のサヨナラ負け…。
悔しさが残る試合でしたが、私は息子の姿に胸がいっぱいになりました。
この日は、息子が「打って、守って、声を出して」本当にチームに貢献していました。
3打数2安打。
これまでなかなか打てなかった試合も多かった中で、堂々と振り切ったスイングに、涙がこみ上げそうになりました。
守備ではレフトを守り、フライをしっかりキャッチ。中継プレーも冷静にさばいていて、「練習ってちゃんと身になるんだな」としみじみ思いました。
悔しい結果だったけれど、私にとっては一生の宝物のような試合。
息子の「努力は裏切らない姿」を、またひとつ見せてもらいました。
どんな大会だったか
今回の大会は、全国大会出場のための県ブロック予選大会へ進むための市内の大会でした。
市内の上位3校が県大会へ出場することができます。
どんどん勝ち上がることができることと、中学校生活最後の公式試合であるため、息子本人も野球部員達も皆試合に勝ちたいという気持ちを胸に練習に取り組んでおりました。
1回戦で負けてしまいましたが、色々と学びのある楽しい試合でした。
試合後の雰囲気やチームの様子

最後サヨナラ負けとなってしまった要因は、送球エラーでした。
試合後の皆は悔しさに満ち溢れていて、3年生の中には泣いている部員もいました。
息子は泣いてはいませんでしたが、「見ててめっちゃ悔しかったわ。練習不足やな。」
と言っていました。
練習不足の自覚ありなので、伸びしろがありますね(笑)。
試合後の親としての気持ち

最初は負けていた試合だったのですが、逆転して勝っていたので安心していたら、まさかのサヨナラ負けで驚きました。
勝っていたのにあっという間に逆転されて、負けたことを受け入れるまでに少し時間がかかりました(笑)。
でも、子供達は暑い中でも一生懸命練習してきたので、その努力に対して頑張ったねという意味も込めて、泣いて悔しそうな野球部員達に試合直後にかけた言葉は、「お疲れさまでした。頑張ったね。」と拍手をしながら子供達を迎えました。
一旦引退はするのですが、夏休み後半から9月に行われる市総体に向けて少しずつ練習を再開するため、今後の野球に対する取り組み方を見ていくのが楽しみです。
息子のバッティングに驚いた!3打数2安打の快挙

息子の打席ごとの様子(初球から狙っていた?粘った?)
息子はいつもは初球は見送って振らないのですが、以前から監督から初球から振っていくようにアドバイスを受けていたため、初球から狙って振って打っていました。
すると、ちゃんと球とバットを振るタイミングがあっており、うまくヒットを打つことができていました。
初球を振っていく事は大事です。
そして、粘っていたらフォーアボールで出塁しました。
球をジャッジすることも重要です。
どんな球をどう打ったか

相手の校のピッチャーの球速がそこまで早くなかったため、よく球が見えたと言っていました。
前日にバッティングセンターでバッティング練習も行っていたため、80km」/h、90km/h、100km/h、110km/hと色々な速度で打つ練習をしており、その効果がでました。
何事も練習が大事であることを実感します。
表情・チームメイトや監督の反応
息子が打った時、チームメイトも監督もとても喜んでくれていて、「ナイスバッティング!」という声掛けをたくさんもらっていました。
息子の表情も嬉しそうで、更に練習しようという気持ちのモチベーションが上がっていました。
試合結果は負けてしまいましたが、息子のバッティングはチームに大きく貢献。
試合後も監督からバッティングに関するお褒めのお言葉をいただき、息子は試合後もバッティングの練習だけは現在もずっと自宅で続けています。
中学1年から野球を始めた成長(冷静さ・対応力など)

始めたころは、バッターボックスに立った時に、監督のサインを理解してサイン通りにプレーするという一連の流れが上手くいかないときがしばしばありました。
監督のサインを理解することはできても、実際にサイン通りにプレーする技術力が足りず、よく失敗して監督から怒られていました(笑)。
練習を重ね、中学2年生の夏の練習後の秋くらいになり技術面がレベルアップしてくると、監督のサイン通りにプレーできるようになってきました。
初めの頃はボールが来ると冷静に判断ができませんでしたが、練習するにつれてゲーム全体を見ることができるようになり、冷静に判断しチームメイトに声掛けすることができるようになりました。
毎日コツコツ練習をすることで、2年で野球の試合の場で冷静に判断し、プレーできる選手に成長。
出来るようになったのは、1年生の時から野球のいろはを教えてくださった先輩方や先生、お友達のお陰です。
本当に皆様には感謝感謝です。
レフトでの守備も堂々と。確実に積み重ねてきた努力

守備での印象的なプレー(フライ処理・中継プレー・声かけ)
1年生の頃は経験不足による心の緊張や練習不足によるとる時のポジション等が分からず、練習試合の時にフライが飛んできても上手くキャッチすることができませんでした。
練習を重ねるにつれ、試合中にフライを上手くキャッチできるようになったり、全体やピッチャーに対するポジティブな声掛けが大きな声でできるようになりました。
チームの保護者さんからも、いい声掛けができて素敵とお褒めの言葉をいただいております。
フライをキャッチできたことがきっかけで、練習にも力が入り、もっとうまくなろうという気持ちが増し、試合本番でもフライ処理ができます。
失敗は成功の基ということわざがしっくりくる感じです。
安心して見ていられたエピソード
1年生あの時から練習試合を見てきて、毎回冷や冷やする思いを抱きながら見ているのですが、3年生になって、後輩を引っ張っていかなければという気持ちが強くなったのか、プレーに安定感が出てきました。
年々フライを処理したり、送球の判断を中学3年生になった今は落ち着いて見守れるようになりました。
日々の練習の成果が出てきていることを実感できます。
守備へのこだわりや日頃の練習内容

守備へのこだわりとしては、息子は左利きなのでレフトもしくはセンターかファーストを守ることが多いです。
日ごろから外野を守る練習を心掛けてきたため、1年生のころは上手くフライをキャッチできませんでしたが、年々フライ処理が上手になっていきました。
息子本人いはく、自分の中でこだわりはないけど、左利きの野球選手はできる守備が限られているから、その守備ができればいいんだとのことでした。
息子はあまり深く考えずに、左利きの野球選手が有利にできる守備のポジションの練習に励んでいました。
悔しいけど誇らしい。息子の野球から学ぶこと

試合の悔しさと息子の成長のバランス
最後の公式試合で負けた時、他の3年生の友達は泣いている子がいましたが、息子は泣いていませんでした。
そして、休む間もなく次の試合があるため、たくさんの荷物を2年生や1年生に手分けして運ぶように指示をしながら、息子自身の荷物や学校の荷物を持ち運び、更に忘れ物がないか最終チェックまで出来るようになっていました。
意外と試合に負けたことを引きずらずに、冷静にチーム全体を見ながら次の行動に意識を向けて行動できるようになっていました。
この姿を見て、3年間の野球部生活を通して人間として成長したと実感しました。
「勝ち負け以上の価値」を感じた瞬間

チームが勝つために自分がどのような役割をしなければならないかを息子は理解できていました。
守備は必ずフライをキャッチすることと、ショートやサードの選手がボールをとれなかった時のために後ろにフォローに回る事。
そして打つこと、塁にでたら、どんどんホームにむかって塁を進んでいく事。
グランドに居ないときは、グランドでプレーしている仲間を一生懸命応援すること。
守備の時にはしっかり声を出して、みんなの気持ちを盛り上げていく事。
後輩が分からないことがあった時には優しくフォロー対応していく事。
その他にもたくさん配慮していることがあると思いますが、息子のプレーを見て試合の勝ち負けではなく、中学野球部で練習や試合、色々な人との関わる事、礼儀を習う事で人間として成長した事、精神的に成長した事等、たくさんの価値のある事を学ばせて頂きました。
野球を通して得た親子の絆や時間の尊さ

いつも試合が終わって家に帰ると、試合中に思っていたことや感情を言語化して話してくれていました。
本人の中で、色々考えながらプレーをしているんだという思いや姿が試合後によくわかりました。
良いプレーを見た時には、「あのプレーすごくよかったよ。」と褒めます。
その時の息子は嬉しそうに、「そうでしょ。」と笑顔で言っています。
良いところをどんどん見つけて、褒めてあげると成長しますね。
逆に悔しかったこと等ネガティブな感情があったときは、「そうだったんだ・」と息子本人の気持ちを受け止め、肯定も否定もせずに共感するようにしています。
反抗期で多感な時期ではありますが、色々と物事を考えながら野球をやっているんだぁ、と息子の話を聞いて思わされます。
母親である私の役割としては、息子が安心してリラックスできる家にすること、本音で話せる仲でいるために、本人の気持ちにできるだけ寄り添うように常に心がけています。
このブログを読んでくださっている皆様のお子様も頑張っていますね!
これからも野球大好きな野球部息子を応援していきましょう。